不妊治療をして双子ちゃん(むなくそー!)
不妊治療をした先輩で、双子ちゃんのお母さんの話。10年以上前の事。
その頃は旦那さんの転勤でけっこうな田舎に暮らしていて、子供は幼稚園。
「双子?て事は不妊治療したのね、あらあら可哀想な子」と幼稚園の多くのママさんに言われていたそう。
そのうえ、「あそこの子は不妊治療で産まれた。」「遺伝子操作で生まれた子。」「変わった子に育つかもしれないけど頑張ってね。」と言われ続けたそうだ。
だから先輩は参ってしまって、子供も(親があの子はダメよと)仲間はずれにされちゃって、家からも出れない大変な時期が何年もあったそう。先輩は子供を守るのに必死だったと、その頃の事を話してくれた。
双子のママは、安定期なんてないし、リスクがたくさんあるし、そういう大変さは充分あると思う。
でも、お父さんとお母さんから産まれた、ちゃんとした子だ。不妊治療せずに産まれた子と当たり前になんの変わりもない。
そんな理解のない時代なのか、そんな人なのか、只々ショックで酷い話だった。
世の中に理解が進んできたのではと思っていた。
でも今日、
職場で話しかけられた60代の方の息子さん夫婦が不妊治療の末に双子を産んだという話。
20代の時から7年子供ができなくて、10年以上前の話だそう。
「子供ができたけど双子だったのよね…。なんで今の子って子供ができないのかしら。」と。
その後も、なんで双子…、不妊治療なんかしたから双子で…もうちゃんと大きくなったけどね、ちゃんと育ってよかったわよ…。可愛いけど双子なんか産んで…私は長男のとこの孫が一人いたからもうよかったのにね、と。そりゃお嫁さんが可哀想で私は言いませんけどねと。
世の中変わってなかった。この方は孫が産まれて10年以上経ってもまだそんな事を思っていた。
あと、今の子が子供できないんじゃないですよ。
息子さん夫婦はあんたの孫を産んだんじゃなくて、自分達の子供を産んだんだよ。
こういう人には言っても無駄だけど、だからわからないくせに語らないで欲しい。
その人はその後、あなた結婚は?何年目?お子さんは?と質問攻めしてきて、しまいには「あら可哀想。私あなたのこととっても可哀想だわ。」と両手で私の手を握りしめて、顔を近付けて言ってきた。(だいたい私は不妊治療とか何も言ってない。)
今日初めて話しかけてきて何なんマジで。